頭痛や吐き気がして風邪薬や頭痛薬を飲んでいるけど、症状が治まる気がしない。
その風邪、熱中症かもしれません。
熱中症での頭痛は結構重い症状なんですよ!
今日は、熱中症における、風邪と似た症状についてご紹介します。
熱中症での吐き気や頭痛は危険サイン!?早めの対処と、日頃から予防を
熱中症での頭痛は、風邪での頭痛と異なり比較的重症と判断されます。
熱中症は、症状から1度・2度・3度という3段階の表現に分けられます。
数字が上がるにつれて重症度が増します。
熱中症でよく見られる大量の汗や立ちくらみといった症状は1度と判断され、その場で対処が可能とされています。
熱中症で、頭痛や嘔吐などの症状が見られた場合は2度と判断されます。
2度は医療機関の受診が必要とされています。
なので、もし熱中症の疑いがあり、頭痛や嘔吐などの症状が見られたら一度医療機関での受診をおススメします。
1度で見られるような症状は、体を冷やしたり水分・塩分を補給するといった応急処置を行い安静にすれば症状は落ち着きやすく回復も早いです。
しかし、2度で見られる熱中症での頭痛や嘔吐は、応急処置を行っても症状が長引くことが多々あります。
できる限り早めに受診するようにしましょう。
また、熱中症時は血圧が下がっています。
血圧が下がっている時に頭痛薬を飲むとさらに血圧が下がり危険なので要注意です。
熱中症の予防に水分補給は不可欠!でも◯◯は避けたほうがいいって知ってた?
熱中症の予防といえば、水分補給です。水分補給自体は熱中症の予防に最も適切な方法です。
しかし、熱中症の予防のための水分補給では避けなければならない飲み物があります。
それは「ただの水」です。
水分補給が熱中症の予防になるからとただの水を飲み続けると、返って脱水症状に繋がる恐れがあります。
汗をかくと、水分と一緒にナトリウム(塩分)が体外に排出されます。
水分補給としてただの水を飲み続けると、体内のナトリウム濃度が低下していきます。
体は、体内のナトリウム濃度を元に戻すために余分な水分を尿として体外に出してしまいます。
その結果、ただの水を飲み続けても尿として出されてしまい体内の水分は不足したままです。
その間にも汗で水分は失われていくので、脱水症状になってしまう恐れがあるのです。
水分補給はとても大切ですが、スポーツドリンクや麦茶といったナトリウムが含まれているものを飲むようにしましょう。
スポーツドリンク以上にオススメなのが、経口補水液です。
まとめ
風邪と症状が似ている熱中症ですが、症状が改善されなければ内臓への負担や後遺症に繋がる恐れもあります。
風邪と思ってたけどなかなか治らないと感じたら一度病院で診てもらいましょう。
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