小さい子どもを持つお母さんたちは、子どもの成長がうれしい反面、
ちょっとした異変や様々な病気が気になりますよね。
特に初めてのママさんは、知らないことも多く、
子どものかかる病気の種類の多さにもびっくりするのではないでしょうか。
ここでは「熱性けいれん」について紹介します。
熱性けいれんは特に初めての時には死んでしまうんじゃないかと
思うくらいに慌ててしまうものです。
いざ、わが子がなった時にも落ち着いて行動できるように、ここでしっかり学びましょう。
熱性けいれんの原因と症状
「熱性けいれん」をご存知ですか?子どもによくみられるけいれんで、特に生後6ヶ月から6歳くらいまでの乳幼児に多くみられます。
名前の通り発熱にともなって起きるけいれんのことで発熱は38℃以上で、
突然身体を固くして手足をガタガタ震わせ、目を上転し白目で意識がない状態になります。
熱が上がってくるときにけいれんを起こすことが多いので、発熱の初日などにみられます。
けいれんは数分~15分程で治まり、その後は意識も回復します。
熱性けいれんの原因ははっきりとはわかっていません。
子どもの脳はまだ未熟で高熱で脳内に何らかのトラブルが発生するために
おこるといった説もありますが、けいれんが起きるメカニズムに関しては、
はっきりとしたことが分かっていないのです。
また、両親や兄弟など近い身内に熱性けいれん経験者がいると
発症率が高まる、遺伝が関係しているとも言われています。
熱性けいれんの対処法とやってはいけない対処
子どもが熱性けいれんを起こした場合、ママやパパはびっくりして慌てると思いますが、そこは一呼吸おいて落ち着いて行動しましょう。
けいれんは長時間続くことはなく、脳に悪影響を及ぼすものではありません。
冷静に対処しましょう。
熱性けいれんを起こしたら、まず時計を確認して“けいれんが続いた時間”と
“けいれんが治まってから意識が戻るまでの時間”を計っておきます。
診断の際に重要な情報になります。
次に時間を計測しながら、寝ている体制の子どもの顔を横向きにし、
頭を少し後ろへそらせて気道確保してあげます。
着ている洋服がきつそうなときはゆるめてあげて、息が詰まらないようにしてあげましょう。
けいれんは数分で治まります。その後はリラックスし安静にしてあげます。
呼吸が乱れていないか、顔色は悪くないかなど観察は続けてくださいね。
熱性けいれんを起こしたときに、やってはいない対処法もあります。
大声で呼びかけたり、激しく揺さぶる、頬を叩くなど、刺激を強く与えることはやめましょう。
これらは症状を悪化させてしまいます。
また、舌をかまないようにと口に割りばしや指などを突っ込む人がいますが、
これもやめましょう。口内を傷つけたり、誤飲をしてしまう可能性があります。
病院へは行くの?
初めてけいれんを起こした場合は、念のため小児科を受診しましょう。熱性けいれんは一時的なもので神経異常などを引き起こすことはないので安心してください。
しかし、中には「熱性けいれん」とは区別されるものがあります。
その特徴は
・けいれんが長時間続く(15分以上)
・短時間で何度もけいれんが起こる
・けいれんが左右非対称、または体の一部だけにけいれんが起こる
・けいれんが治まっても意識が戻らない
・けいれんが治まってもマヒが残っている
・けいれん前後に頭痛、嘔吐などの症状がある
早急に病院受診しましょう。
ちなみに私の子供が初めて熱性けいれんを起こした時は
慌てすぎて救急車呼びました(^_^;)
結果的に、観察入院になったので呼んで良かったようです。
このようなパターンもあるので、判断に迷った時は
救急車を呼びましょう。
保育園の園だよりや保健センターのチラシなどにもけいれんを起こしたら
119番と書かれているところも多いのではないでしょうか?
熱性けいれんは予め、知識を持っていてもいざとなると慌ててしまいます。
なるべく落ち着いて対処して、少しでもおかしいなと思ったらスグに
病院へ行きましょう。
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