夏の楽しみといえば夏祭りがあります。
たくさんの出店が出る中で、昔から人気なのが“金魚すくい”ですね。
すぐにポイがやぶけてしまったり、驚くほどたくさんの金魚がすくえてしまったり、誰もが一度は金魚すくいに熱狂したことがあるのではないでしょうか。
そんな金魚すくいの金魚ですが、家に持ち帰り、金魚鉢で飼っていたらすぐに死んでしまった経験はありませんか?
なぜ金魚はすぐに死んでしまうのでしょうか。
今回は金魚すくいの金魚がすぐ死んでしまう理由と、家で飼うときに長生きさせる方法をお教えします。
金魚すくいですくってきた金魚、すぐ死んでしまうことが多いのはなぜ?
「金魚すくいの金魚は弱い」とよく言われますよね。たしかにお祭りから帰って金魚鉢にうつしても数日で死んでしまった経験のある人は多いはずです。
しかし、それは金魚すくいの金魚がもともと弱いからではないのです。
ではなぜ金魚すくいの金魚はすぐに死んでしまうのでしょうか?
それは金魚にかかる極度のストレスのせいでした。
金魚すくいの金魚はさまざまなストレスにさらされています。
たとえば
過酷な輸送のストレス
過密な場所でのストレス
ポイにすくわれるストレス
水温差のストレス
酸素不足のストレス
などそれはそれは過酷な状況に置かれているのです。
金魚たちはすくわれた時点でかなりのストレスを抱えていますので、まずはそれをなくしてあげることが長生きの秘訣です。
金魚を長生きさせるコツ、教えます
先ほども述べたとおり、極度のストレスにさらされていた金魚たちを連れて帰って育てようと思ったら、これ以上のストレスを与えないように気をつけないといけません。まずはじめに、家に帰ったら一刻も早く金魚たちを広い水槽、きれいな水に入れてあげたいと思いますよね。
でもそれはNGなんです。
ストレスのかかっている金魚たちに新しい環境はさらなるストレスでしかありません。
また水温の変化にも敏感になっていますので、もともとの水に少しずつ新しい水を注いでいって慣れさせてあげてください。
水槽に入れる前に金魚を入れていた袋を水槽に浮かべてあげるのも水温に徐々に慣れることができるため良いですね。
また金魚はただ水槽や金魚鉢にただ入れているだけでは酸素不足を起こし、弱っていきます。
熱帯魚を飼うときなどはエアーやろ過装置など、万全の体制を整えますよね。
金魚も同じで酸素が必要ですし、よく食べよく糞をする金魚にはろ過装置で水槽内をきれいに保ってあげることも大切です。
すべてそろえる必要はありませんが、エアーはあったほうがいいです。
あとは水槽内を清潔に保ってあげるよう心がけましょう。
最後に、飼い始めてすぐは金魚も疲れ切っていますので、餌を大量にあげるのはやめましょう。
消化のためにエネルギーを使ってしまい、体力を消耗してしまうので連れ帰ってから2~3日たってから少しずつあげるのがいいでしょう。
金魚は少々食べなくても平気なんです。
金魚を適切に育てた場合の平均寿命はなんと10年~20年と言われています。
本来は丈夫で長生きできる金魚ですが、育て方によって短命に終わってしまうことが多いのはとても残念でかわいそうですね。
ぜひとも今回ご紹介した育て方を参考にして、長く元気よく育ててもらいたいと思います。
まとめ
いかがでしたか?金魚のために良かれと思ってやっていたことが、実は金魚をさらに弱らせるという結果を招いてしまっていたのですね。
極度のストレス環境に置かれている金魚を長生きさせるには、徐々に新しい環境に慣らしていき、不要な負担をかけず、清潔な環境を整えてあげることが大切なのです。
この方法を覚えておけばきっと金魚を元気に長く育てることができるでしょう。
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