夏真っただ中、スーパーにも旬の夏野菜がたくさん並んでいますね。
その中の一つがゴーヤです。
スーパーで安く購入でき、育てやすさから
ご自分で育てている方も多いですよね。
炒めてもフライにしてもおいしいゴーヤですが、
独特の苦みがあり、苦手な人も多いのではないでしょうか。
特に小さなお子様は食べられない子の方が多いですね。
私も小さいころはあの独特の苦味が嫌いで苦手でした。
そこで、ゴーヤの苦みを消す方法をご紹介!これで、もっと美味しくゴーヤを食べられます。
ゴーヤの苦味を消す5つの方法
- 塩もみプラス砂糖
塩と同じように砂糖にも野菜に含まれる水分を引き出す効果があります。
塩もみの際に砂糖を加えることで、より苦味が和らぐのです。
ゴーヤ1本に対して、塩小さじ1/2と砂糖小さじ2を合わせて、よくもんで10分置きます。 - 塩でもんだら茹でる
塩でもんで10分ほど置いたら、沸騰したお湯で1~2分茹でます。
これを冷水にとり冷ましてからいろいろな料理に使います。 - 油で料理
ゴーヤの苦味成分(チャランチン)は脂溶性のため、
油で揚げたり炒める等の調理をすることで苦味を和らげます。 - お酢になじませる
ゴーヤの苦味成分(モモルデシン)がお酢につけることで逃げていきます。
お酢の代わりにヨーグルトでも同じ働きをします。 - 鰹節が苦味を吸収
鰹節がゴーヤの苦味を吸収してくれます。
しかし、かつおだしやカツオエキスでは苦味は和らぎませんので、
ゴーヤ料理には鰹節そのものを使用してくださいね。
そもそもゴーヤの苦味の原因って?「わた」は関係ないらしい
ゴーヤはとても生命力が強く、病気や害虫にも強いので栽培が簡単です。苦味が特徴ですが、熟すと甘くなるって知っていましたか?
味が苦い原因の一つとして、熟すまで動物に食べられないように守るためだと言われています。
ゴーヤの苦味の原因成分は、「モモルデシン」といい、主に胃液の分泌を促す働きを持っており、
胃を保護し食欲増進、疲労回復効果などがあります。
さらに「チャランチン」という成分も含み、血糖値を下げる効果があり
糖尿病治療に効果があると期待されています。
動物に食べられないようにする目的のための苦味成分ですが、
実はとても健康にいい成分だったため、私たち人間は実が熟さない苦いうちに食べるんですね。
そして、昔からゴーヤの苦味をとる料理の下ごしらえとして
「わたをしっかりとりなさい」といわれてきました。
わたの部分が苦いとされてきたからです。
しかし、実はこれは間違いだったのです。
ゴーヤの苦い部分はわたではなく、でこぼことした表面のこぶの部分なのです。
調理の際にしっかりわたをとるのは、歯触りをよくするためなのです。
わたも、みそ汁や炒め物にして食べることもできますよ。
苦くない品種もある
ゴーヤにも苦味の弱い品種があります。「あばしゴーヤ」は沖縄でよくみられる品種で、
太くてずんぐりした形の小ぶりのゴーヤで苦味が少ない種類です。
「白ゴーヤ」は中国や台湾などアジア原産のゴーヤで
サラダゴーヤともいわれ、生食にも向いています。
一般的に出回っているゴーヤも、表面の緑色が薄く、
でこぼこが大きいほうが苦味が弱いといわれているので、よく比べて購入してくださいね。
栄養満点のゴーヤを美味しく食べて暑い夏を乗り切りましょう!
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